今、僕達はクラシックなチェックやアーガイル、ツイードなど英国調なモノが気になる。

18A/Wコレクションでも多く取り入れてきたように、トラッドなアイテムや柄、素材がとても新鮮で今の気分なんです。
そんな英国気分の僕らは英国を代表するキルティングジャケットの定番ブランド”LAVENHAM”に別注をお願いしました。

今から20年前、90年代終わりに学生だった僕は、セレクトショップ御三家でラベンハム買って、A.P.CのデニムにALL STARを履いてデイバッグを背負い、ウキウキ通りを行ったり来たりしていました。

「あの感じで今着たい!」

そして昨年の9月に、僕らはあの頃の印象のシルエットを求めていざ代理店へ!
そこで着させてもらった今の主流のモデルは、僕らの印象とは懸け離れたとても細いモデル…。

(これじゃない!もっと肩幅もアームも広くて、ウエストにこんな絞り込み無くボックスのシルエット。
あの頃のクラシックな感じが欲しい。)

「あの…もっとボックスシルエットの無かったですっけ?」

「もしかして、”MILDEN”ですか?あのモデルはここ10年どちらもオーダーしていませんよ…。
多分、倉庫の奥にあると思うのでチョット待っててもらえますか。」

数分後、奥から持ってきたもらったキルトジャッケに袖を通すと、
「そう!これこれ!この野暮ったく感じる太いアームホールとボックスシルエット。このシルエットが今まさに僕らが着たいラベンハムなんです。でも、さすがに当時のままだど着丈が長すぎて、太いパンツ合わせづらいかな。よし、着丈をもう少し短くした方が良さそうだな…。」
そんなこんなでEEL Productsの別注ラベンハム出来上がっていった。

具体的にお話していくと、僕らのラベンハムは、現主流の”レイドン”や”デンハム”という極端に細身のシルエットとは違い、肩や身幅にゆとりを持たせ着丈の長いクラシックな形。
だが、今の感覚だと着丈が長すぎて野暮ったく見えるので、サイズによって着丈を6cm〜8cm短くしてクラシックな顔を残しながら、今の気分で着れるサイズ感に修正。
ジャケットの上に羽織っても裾が出ないギリギリの着丈でビジネスシーンはもちろんのこと、20〜30代のラベンハムを通ってこなかった世代に向けても、パーカーやキャップなど少しカジュアルな着こなしでコーディネートできるカタチに仕上げた。

さらにEEL Pruducts別注のスペシャル仕様が2つ。
①レイドンやデンハムのモデルで採用されている前端のコーデュロイパイピングを、EEL Pruductsは4オンスナイロンテープに。
②定番モデルのスナップボタンはプラスチックですが、EEL Pruductsは馬のロゴが刻印されたメタルボタンを使用。

ブランドの歴史を彩ってきたクラシックモデルをEEL Products流に大胆に別注。
是非、一度袖を通して英国の匂いを感じていただきたいです。

”LAVENHAM”
69年に当時エリザベス女王に仕える女官であったミセス・エリオット氏によって設立されました。創設者のミセス・エリオットはある時キルティングを加工した生地を使い女王の乗る馬用のホースブランケットを作ることを思い付きました。当時のホースブランケットはジュート素材が主流で保温性が悪く改良を求める声が上がっていました。そこで彼女はナイロンキルティングを使ったホースブランケット発案。軽さ、保温性、耐久性を備えていたことから瞬く間に需要が広がっていきます。その後、乗馬愛好家からこの素材で作られたジャケットへの要望が高まり、1972年にナイロンキルティングジャケットを発表。1978年には名作と名高い”ダイヤモンドキルティングジャケット”をリリースし、本国イギリスでの人気を不動のものに。そしてイタリアやパリでのブレイクを経て今では世界中で愛されるキルティングジャケットブランドとなりました。

EA-18161 LAVENHAM MILDEN × EEL Products ¥44,000-
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生地の生産から縫製に至るまで徹底した自社生産管理で、もちろん生産はMade In England。
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語弊がないようにお伝えしたいのが、この別注のLAVENHAMがSUITに合わせてはいけない訳ではない。
SUITやジャケパンに合わせるコーディネートは、日本では10年以上ビジネスシーンでは定着している訳であり、合わせ方の選択肢が多いということは、優れた洋服の定義の1つであると思う。
事実、現主流の細身の”レイドン”や”デンハム”が体系的に合わないがっしりした体格のビジネスマンには是非、EEL Pruducts別注”MILDENを着て欲しい。
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