2018.11.30

製品は口ほどに想いを語る。

トーチカ2
トーチカ4
トーチカ6
クリスマス前に今日はこのTochcaのお話を。
EEL Products Nakameguroで取り扱いはじめて3年が経つTochca。それは広島を拠点に尼崎登・るみ夫妻が営む革製品のブランド。
Tochcaは二人で素材、デザインを検討し、すべての作業を登さんの手により形にしていく。
ボク達が初めてTochcaの展示会にお邪魔した時に、とてもビックリしたことがあった。
もともと登さんは職人気質でしかもシャイな方である言うことは、Tochcaを僕等にご紹介してくれた方からは聞いていたが、僕等が展示会場にお邪魔してお互いに名刺交換をしたらいなや、なんと登さんはそのままお昼を食べに展示会場から出ていってしまったのである。
(えええ、、、これからTohcaのレザー製品の魅力や、一つ一つ作る作業工程などを、たっぷりお二人から聞かせて貰おうとおもったのに、、、。確かに決して広い空間では無い所に三人で来てしまったから、気を使われて外に行かれたのかなぁ。)
なんて戸惑いながら実際にTochcaのプロダクトを見せて貰った。
るみ夫人から革の素材のお話や、お二人がモノツクリにおける大切にしていることなど聞きながら製品を拝見させて頂いているうちに、登さんが展示会場から外に出ていかれたことの理由が解り始めていたボク等がいた。
なぜ登さんが展示会場から姿を消してしまったの言うと、
”彼は彼のモノツクリを自分の口で語る必要がなかったのだ。なぜならそれは彼の作る製品を見ればその製品がすべてを語ったっているからである。”
丁寧に作られた製品一つひとつが、少し大袈裟ではあるがすべて登さん自身であり、彼の想いが溢れんばかりに製品からビシビシ伝わってくるのである。
モノやコトを選択する時に、誰かの評価やそのモノの歴史や認知度などで選択するときがある。
それは決して自分に意思がなく世間に流されているわけではなく、人々が良いと共感したり、永きにわたり存在し続けている安心感は絶対に在ると思うから、他人の評価や有名さはモノ・コトを選択するときの大切なFactorであることは間違いない。
ただ、まだ世の中に評価されていないモノ・コト、これから世の中に認められていくモノ・コトを、自分自身の目で見抜きそれを選択することの大きな喜びも在ると思う。
何かのきっかけで、自分自身が確信を持って良いと言えるそんなモノ・コトに出会えたら、それはとても幸せなことである。
ボク等は、Tochcaという確信を持って良いと言えるそんな”モノとヒト”に出会ったんだ。
eel5
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Tochca
http://www.tochca.jp
Tochcaについての過去の記事になります。こちらも合わせてぜひご覧ください。
http://eel-co.jp/news/new-items/tochca/
http://eel-co.jp/news/photo/favorite-tochca-2/