2020.07.03

日常を整える。


ドレスシャツとカジュアルシャツ、どちらも兼ねた欲張りなシャツ。

そんな、品のある、日常を整えるシャツが欲しい。

型は、どんなスタイルにも合うスタンダードなレギュラーカラーが良く、生地は程良い光沢がありながらも、毎日着ても簡単にへこたれない張りのあるもの。

サイズは、ジャストというより少しゆったりめ。

あと、個人的には横から見るシャツが好きで、燕尾服もそうですが、着丈が前より後ろが少し長く前後差があり、横から見た時のシルエットがエレガントなこと。

Grooming Shirtsは、そんな思いで作りました。

今回選んだ、THOMAS MASONのブロードは、そんな思いを叶えてくれました。

元々、生地自体は知っていて、ドレス寄りの生地という認識はありましたが、カジュアルシャツに使うには高額すぎる生地値で、面が綺麗すぎる思っていました。

今回レギュラーカラーシャツを作るにあたり、いくつもの生地を見た中で、これだけ張りがありながら、しなやかで肌触り良く、何より嫌な光沢ではなく、品のある光沢は、他には見当たりませんでした。更に驚いたことに、水洗い後のシワが絶妙で、ドレスシャツでよく使われるブロードは、綺麗な面が特徴で、洗濯後のシワが気になり、アイロンをかけたくなります。対し、カジュアルシャツでよく使われるタイプライターは、洗濯後のシワが自然で洗いざらしで着ることができます。

私自身、アイロンがけは好きなほうですが、出来れば洗いざらしで着れれば嬉しい。

この生地を選んだ理由は、水洗い後の表情が良かったからです。

2万円オーバーのシャツを購入し、自宅で洗濯したら生地やサイズの変化にがっかりしたことはないですか?

今回、洗濯後も購入した時と同じ生地の風合い、サイズで着ていただけるよう製品洗い加工を施しました。上の画像でもわかるように、自然なシワが残っています。無地で使ったブロードは、100/双糸で、ギンガムチェックより打ち込みが良く張りもあります。ステッチ部分には洗いによるパッカリングが起きています。

ギンガムチェックは、60/単糸のポプリンで無地のブロードより張りはなく、柔らかい肌触りです。上の画像でもわかるように、光沢はなくシワも目立ちません。

もし、シワが気になるようでしたら、スチームアイロンを軽くあてていただければ、深いシワがないので簡単にとれます。

無地は、打ち込みの良さと洗い後の風合いを、ギンガムチェックは、薄手で柔らかな肌触りを楽しめます。

シャツの顔となる襟は、丸みを削いでシャープに。

もうひとつのポイントは、第一ボタンを留めた時、もしくは第一ボタンを開けた時に、襟の位置が下がりすぎないよう設定したことです。襟の下がりが低いとカジュアル過ぎて、だらしない印象に見えます。首回りをドレスシャツに近い設定にすることで端正な印象に見えます。

アームホールと身幅は、インナーを着て窮屈にならないように、ゆとりを持たせました。ゆったりしたシルエットながら、上品なサイズバランスで着ていただけます。

どうぞ、店頭並びにOnline Storeにてご覧くださいませ。

Online Store https://eelproducts.shop-pro.jp/